こんにちは、Kazukiです。
この記事では、今大変ブームとなっている『FIRE』🔥
それを30代会社員がFIREを目指すための道のりについて解説していきます。
併せて、
FIREの魅力や種類についても詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
『FIRE』って何?
まず初めに『FIRE』とは、簡単に言うと、
〇 若いうちに資産を作って、さっさと会社を引退して自由に暮らす
という活動を言います。
言葉としては、
〇 Financial
〇 Independence
〇 Retire
〇 Eariy
の4つの単語の頭文字を取って『FIRE』になっています。
数年前までは、一部の投資本やメディアだけで触れられた話題たっだのですが、いまではかなりの認知度が上がってきています。
実際、『FIRE』をタイトルにした書籍が多数出版され、テレビやYouTubeでも『FIRE特集』が組まれたりと、特に若者の間でトレンドの話題となっています。
当時は50歳までに早期退職できればいいとされてきましたが、今は30~40歳までに、更には大学を卒業したころにはFIREしたいという人も出てきています。
『FIRE』の魅力
FIREの魅力はなんといっても、『働かずにお金を得る』ことでしょう。
社会人として、朝から晩まで、家族のため自分のため会社のため、毎日体を酷使する働き方は、今も昔もこれが常識だと考えられています。
しかしそれを真っ向から反論する生き方が『FIRE』です。
働かずにお金が入るわけがない
その考え方が普通ですよね。
でもそれが可能なのです。
だったらなんで誰もやらないの?
それはですね、『FIRE』を達成するには投資の利回りが必須条件になります。
つまり大量の株などを保有し、その3~7%の利率を基に生活していくといったものです。
なので大量の軍資金が必要になるので、誰もが簡単にできることではないのです。
だったら私には無理だわ。
だって貯金も100万くらいしかないし。
大丈夫です。
短期的にではなく、長期的に考えて行動しましょう。
もしあなたが今30歳で、これから時間や場所に縛られない人生を歩みたいのなら、これからご紹介することを実践すれば、それは叶わぬ夢ではありません。
『FIRE』の種類
まずFIREには4つの種類があるとされています。
〇 FatFIRE(ファットファイヤ)
〇 LeanFIRE(リーンファイヤ)
〇 BaristaFIRE(バリスタファイヤ)
〇 SideFIRE(サイドファイヤ)
あなたはどの『FIRE』を目指したいか考えてみてください。
では1つずつ解説していくのですが、まずFIREを理解するためには、
〇 基礎生活費
〇 ゆとり費
この2つを頭に入れてください。
基礎生活費とは、簡単に言うと、家賃や光熱費、食費など、生きていくために必要なお金の事です。
逆に、ゆとり費とは、旅行や洋服、ブランド代など、生活するうえで必要ではないけれど、あったらいいなと思うお金の事です。
これをまずは覚えてください。
では説明していきます。
FatFIRE(ファットファイヤ)
まずFatFIREの『Fat(ファット)』は太ったという意味です。
なのでFatFIREは、贅沢なFIREだと思ってください。
これは、基礎生活費とゆとり費、この2つをすべて資産所得で補うというスタイルです。
FatFIREには、一般的に3億円から5億円もの資産が必要だと言われており、
もし3億円を年利5%で運用すれば、年間1800万円の資産所得になります。
そこから税金や社会保険料を支払えば、手取りは年1400万円ほどになります。
つまり月100万くらいのお金を自由に使えるという訳です。
FatFIREを実現させるには、
✅ 起業した事業を、上場企業に売る
✅ 起業して、会社を上場させる
✅ 投資でハイリスクをとって稼ぐ
といった場合に限られるのではないかと思います。
なので、なかなか達成できる人は少ないでしょう。
LeanFIRE(リーンファイヤ)
続いてLeanFIREの『Lean(リーン』とは、『無駄がない』といった意味です。
これは、先ほど説明したFatFIREとは逆に、基礎生活費のみを資産所得で補うといったイメージです。
このLeanFIREを達成している人たちの基礎生活費は、一般的な水準よりもかなり低いものとなっています。
例えば
✅ 古くても家賃の安い住宅に住んでいる。
✅ 光熱費、医療などのインフラの利用も必要最小限
✅ 食事は自炊が当たり前、自身で調達している人もいる
✅ DIYを駆使している。
など、ほぼ自給自足のような生活を送っている人もいるみたいです。
資産所得としては、2000万から5000万円ほどあればできるので、
年間100万を貯蓄や投資に回して、年利3%~7%で運用できれば、数十年で達成できる数値です。
BaristaFIRE(バリスタファイヤ)
続いてBaristaFIREの『Barista』は、『喫茶店で働く』という意味からきています。
これはつまり『パート』として働くということで、
基礎生活費は資産所得で補い、ゆとり費はパートで稼ぐ
といったFIREのカタチです。
資産所得と労働収入の二本柱で生活していくといったスタイルで、BaristaFIREの魅力的な所は
✅ FIREをしたら人生がつまらない
✅ 社会との繋がりは欲しい
✅ パートは責任もないので辞めやすい
といったもので、労働が必要となる以上、完全あるFIREとは言えませんが、基礎生活費は賄えている以上、いつでも辞めれるパートはとても魅力的ですね。
SideFIRE(サイドファイヤ)
最後にご紹介するのがSideFIREです。
SideFIREの『Side(サイド)』とは、『サイドハッスル』のことで、
これは本業とは別に、
自分の趣味や特技、特技を活かしお金を稼ぐ
つまり、自分の好きなことでお金を稼ぐ副業のことを言います。
好きな副業をゆとり費、資産収入は基礎生活費で賄うのが『SideFIRE』です。
ここで大切なのは、苦痛でつまらない副業をやるのではなく、自分の特技や趣味をお金に変えようということです。
このSideFIREの特徴は、
✅ サイドビジネスは無理して続ける必要はない。
✅ 稼げなくても、資産所得で基礎生活費があるから大丈夫
✅ 趣味や特技を仕事にしているので、やりがいがある
✅ FIREまでの道のりが近くなる
が挙げられます。
このSideFIREの利点は、事前準備ができるところです。
本業をしつつ副業を行えば、FIREへの道のりは近くなり、それでいてFIREしたとき、すぐに副業に専念できるため将来の不安や心配も少なく済みます。
もしあなたが月10万円の副収入を得ることができるのならば、数十年で基礎生活費分の不労所得は達成できるでしょう。
30代会社員がFIREするまでの道のり
ではこれから30代の会社員がFIREするまでの道のりについてご説明していきます。
まず大前提として、4つあるFIREの中でも、会社員の方は4つ目の『SideFIRE』を目指してください。
なぜなら、会社員の給料だけFIREを達成するには、かなりの日数を要し、もしかすると退職までに間に合わない可能性もあるからです。
ちなみに基礎生活費(家賃、光熱費、食費など)が15万円だった場合、いったいどれだけの種銭がいると思いますか? それは・・・
約5000万円です
そんな額、僕には無理だ
そう感じる人もいれば、
それで自由な人生が手に入るのなら。
という人もいます。
まずは気持ちで負けないでくださいね!
ではご説明していきます。
投資環境を整える
まずは、余剰資金を投資に回す準備をしてください。
FIREを目指すうえで、必要なのはどれだけ投資にお金を回せるかがカギになります。
ここで株に投資すると聞くと、
投資って暴落するからあぶないんじゃないの?
そんな声、多そうですね。確かに暴落の否定はできません。
ただ、このリスクをいかに背負うかが成功への近道になります。
もしそのリスクを背負えないのであれば、FIREへの道のりは難しいです。
株に投資している人は
✅ 株式は過去200年で年利平均6%以上のリターンがある
✅ 1975年の先進国の株式指数は4000倍に成長している。
✅ 暴落したとしても、正しい投資をすれば、生活に影響するほどの失敗はない
といった理由から、多少のリスクがあっても、それに似合うリターンが期待できるからです。
それじゃ、どこに投資したらいいの?
それは、こちらの動画をご覧ください。私も愛用している『リベ大の両学長』です。
とても参考になるでしょう。
第122回 【インデックス出口戦略】貯めた資産を最高効率で活用する「4%ルール」について解説【株式投資編】 – YouTube
投資の種銭を増やす
続いて必要なのが、投資に回すための種銭です。
いくら投資を頑張ったとしても、投資に回すためのお金がなければ、資産は増えません。
本業だけの給料では限界が来ますし、それだけはいつまで経っても経済的自立は難しいです。
そこで提唱するのが、本業以外での副収入づくりです。
今『副業』を提唱する会社が増えてきているのご存じですか?
それに合わせて、副業の数もたくさん増えてきています。
また、パーソル総合研究所の『副業の実態・意識調査』の調査結果では、
〇 正社員で現在副業をしている人の割合は10.9%
〇 「今は副業をしていないが、今後は副業をしたい」と回答した人は41%
となっており、今後もこれは増加していくと思われます。
だったら私も副業始めてみようかな。何がいいんだろう?
その疑問については、こちらの記事を参考に。
公務員だけでなく、誰でも始められる副業をご紹介しています。
30歳がFIREするまでの一例
もしあなたが、
年齢 30歳
年収 600万 (手取 月30万 ボーナス 50万)
基礎生活費(家賃 光熱費 食費 など)20万
ゆとり費(交際費 旅行費など) 5万
貯金 100万
を定年60歳まで維持するとします。
まずFIREを目指すにしろ、投資を行うにしろ、給料の3か月分の生活防衛資金は確保しておいてください。
なので貯金額が100万ならば、これには手を出さずに。
そして先ほどの表から考えると、あなたが今投資できるのは
月5万
です。
その毎月5万を5%のリターンで投資に回したとすれば・・・
32年と11カ月かかる予定です
これだとあなたが5000万を達成することには63歳。
すでに定年を迎えおり、経済的自由を手に入れることは出来ません。
ただこれだけでも十分な資産形成は出来ているので、老後資金に問題はありません。
これはこれで魅力的です。しかし、
絶対に『FIRE』してやるんだから
と『FIRE』だけに燃えている人もいます(笑)
そこで必要になるのが、先ほどもお伝えした『副収入』です。
もしあなたが副収入で、『月10万』を稼げたとしましょう。
すると、月々投資に回せる額は15万!これを5%のリターンで運用すれば、
17年と5カ月で達成します
17年5カ月というのは、30歳のあなたであれば、47歳。
47歳以降は、働かずにお金を得ることができる。
そして定年後は厚生年金などの支給と資産を少しずつ切り崩しながら生活すると、人生100年時代でも安心した老後を迎えることができるでしょう。
ただしこれは一例に過ぎず、投資信託のみでの資産形成なので、不動産など新たな資産を持つのも私はありだと思います。
FIREへの心構え
最後になりますが、SideFIREを目指すために必要なのは
基礎生活費の削減
投資
稼ぐ力
の3つです。
もしあなたがお金について、将来の不安があるのであれば一度計算してみてはいかがでしょうか。
人生100年時代と言われ定年の年齢が上がってきていますが、しっかりと準備をすれば、ずっと早く早期リタイアすることができます。
将来のお金を考えることは、将来のあなたを考えること。
わたし自身もFIREを目指して日々勉強中です。
ぜひ一緒にFIREしよう